口腔内3D光学スキャナー
当院ではマウスピース型矯正装置(インビザライン)の治療精度を上げ、患者様の負担を減らしていくために、口腔内3D光学スキャナーを導入しました。
当院で導入している3D光学スキャナーは、インビザラインのマウスピース製作と連携したシステムを取っており、よりフィット感のある「インビザライン」製作を可能にしています。群馬県内ではこのスキャナーを導入している歯科医院は数少ないため、インビザラインによるマウスピース治療をご希望の際は、ぜひご相談ください。
(口腔内3D光学スキャナー:「iTero element」/ 承認番号:22900BZX00222000)
口腔内3D光学スキャナーの特徴
歯型のスキャンは1分で完了、スキャニングの結果はその場で確認できます
従来のシリコン印象で歯型を取る場合は、お口の中でシリコンが硬化するまで時間がかかり、シリコンの臭いによる嘔吐感や誤飲のリスクもありましたが、このスキャニングシステムでは、口腔内を短時間でコンピューターに取り込むため、患者様のご負担をかなり減らすことができるようになりました。
また、スキャニングの結果はその場でわかるため、歯型の採り直しもなくなり、患者様には矯正治療前後のご自身の歯並びを実際に見て頂きながら治療計画をご説明できようになっています。
より精度の高いマウスピースが作成できます
シリコン印象材は、アルコールの蒸発に伴う収縮や口腔内から取り出す際に掛かる力による変形等で、若干の寸法の変化があります。日本の腕の良い歯科技工士がその歪みを補って作る補綴物と違って、外国の工場でデータをもとに作るマウスピースは、歯型の正確さが全てです。iTeroの高解像度の3D画像は、歯表面の細かな凹凸まで再現し、極めて精度の高い歯型のデータを取ることができるので、出来上がったマウスピースも装着した時のフィット感は格段に良いものとなります。精度の高いマウスピースは、マウスピース型矯正の精度も上げることになるのです。
治療期間が約1〜2週間短縮できるようになります
スキャニングされたデータはそのまま米国のアライン・テクノロジー社(コスタリカ製造工場)へ送信されます。シリコン印象の時は輸送時間などもかかっていましたが、インターネット経由でやり取りが行われるので、歯型を採ってからアライナーが製作されるまでの期間が約1〜2週間短縮され、患者様はその分早く矯正治療をスタートすることができるようになります。
放射線を使用しないので安心です
レントゲンやCTのような放射線を一切使用しないので、妊娠中の方やお子様にも安心して治療を受けて頂くことができます。
マウスピース型矯正歯科装置「インビザライン」 ・マウスピース型矯正装置「インビザライン」は、日本国内では医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない未承認の医療機器です。材料については日本の薬事認証を得ております。 ・米アライン・テクノロジー社の製品の商標であり、インビザライン・ジャパン社から入手しています。 ・日本国内において医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けている同様の医療機器は複数存在します。 ・ 1998年にFDA(米国食品医薬品局)により、医療機器として認証を受けています。 ・日本では完成物薬機法未承認の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。 |
■治療内容/カスタムメイドのマウスピースを交換しながら、歯を少しずつ動かしていき、歯並びや口元を整えます。 ■治療期間/約2〜3年・通院回数12〜18回(2ヶ月に一度)、保定約2年・通院回数8回程度(3ヶ月に一度) ■治療費概算(自費)/約85〜90万円 ■リスク副作用 ・疼痛や圧迫感、ストレスを感じることがあります。 ・歯を動かす際に歯根吸収や歯肉退縮が起こる場合があります。 ・1日の装着時間が長いため、 口内清掃不足だと虫歯や歯周病リスクが高くなります 。 ・マウスピースの装着時間が少ないと、治療期間が長引く 場合があります。 ・保定装置を適切に使用しない場合、後戻りすることがあります。 ※ 矯正歯科治療は公的健康保険の対象外の自由(自費)診療となります。 |